

家庭菜園は、ただ育てるだけではなくそれ以上に得られるものもあります。
そこで今回は、
家庭菜園の始め方をプランターを使った方法を解説していきます!!
家庭菜園の始め方プランターで作るメリットは?
そもそも家庭菜園とは家族が中心となって庭や畑、プランターなどで野菜を栽培することをいいます。
家庭菜園は、営利を目的とするのでなく、育て楽しむことと収穫して味わうことが主体です。
保育園等でもしているように、食育の一環としてもよく取り入れられていますね!!
【家庭菜園のメリット】
店頭に出回っていない小形の野菜や、少量あればよい香辛的野菜が手近なところでできること
とれたての新鮮な野菜を味わえること、
無農薬栽培もできる!!といったメリットがあります。
特に小さなお子さんがいるご家庭では一緒にでき、
自分で作った野菜を食べることで今まで食べられなかったものが食べられたということもよくあるようです。
プランター菜園とは、その名の通りプランターで野菜や果物を育てることを言います。
【プランターでやるメリット】
- 庭がなくてもできる
- 畑を耕すことがないため、力仕事が少ない
- ベランダでもできる
といったメリットがあるので、初心者さんでも簡単にできる方法です!
家庭菜園の始め方プランターで作ってみよう

✔プランター
✔野菜の土
✔スコップ
✔ジョウロ
基本的なところから揃えればいいので、必要最低限これだけあればできます!!
家庭菜園の始め方プランターの選び方
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1初心者はプラスチック製のものを選ぶ
プラスチック製のプランターは、軽くて価格も安いです。水も通さないので保水性に優れています。
また、土をたくさん使うため、重量が重くなりますが、プラスチック製なら移動の際でも女性でも簡単に持ち運ぶことができます。
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2深さのあるプランターを選ぶ
大きな野菜を育てる際には大きく根を張ることがポイントとなってきます。
ですので、ある程度深さのあるプランターを最初から選んでおけばいざ植える時にも困りません。
できるだけ深さ30センチ以上のものを選ぶといいです!通常、土は7割程度入れるので余裕のあるほうが安心です。
【家庭菜園の始め方】土づくり
野菜作りは土づくりから始まると言われます。
土づくりは病気にならない野菜を美味しく育てるのに重要な役割を果たします。ここで重要なポイントは、土づくりのポイントをご紹介します。
✔水持ちがよい(乾き過ぎず湿り過ぎない土がGOOD)
✔水はけ・通気性がよい(水はけが悪いと根がくさってしまうこともあるのである程度通気性を持たせる)
✔適度な酸度であること(ほとんどの野菜や弱酸性を好みます。酸度を測るには壌土用酸度測定器【pHメーター】で調べられます。
が、大事になってきます。市販で売られているものや自分でつくることもできます。
その1.培養土がおすすめ
「培養土」とは、あらかじめブレンドされた土のことを指し、赤玉土や黒土、肥料などが加わっているため、土を混ぜる(土作り)手間なくプランター菜園を楽しむことができます。
排水性をよくするため鉢底石をプランターの下に敷いてから培養土をのせていきます。
その2.オーガニック栽培をするなら自分で土づくり
培養土でしたら手軽ですが、化成肥料がはいっているので、オーガニックにこだわる方は自分で土づくりが必要です。
~初心者でもできるこだわり野菜を栽培するための基本の土作り~
- 「赤玉土7:腐葉土3」の割合で配合し、混ぜ合わせる
- 土を手で握ってみて硬さを確認する
- 土の配分を調整する(さらさらの場合は腐葉土を追加、硬すぎる場合は赤玉土を追加)
- .用意したプランターに、洗った鉢底石を敷き詰める
- 作った土をプランターの7割を入れる
- ジョウロで水をかけて、土をしっとりとさせれば完成!!
【家庭菜園の始め方】肥料
肥料はたいてい、いろいろな養分が複合的に配合されており、肥料の袋に「チッ素(N):リン酸(P):カリ(K)= ○ : ○ : ○」という表示がされています。
1.無機質肥料
有機質肥料とは、化学的に合成されたチッ素・リン酸・カリのうち、1種類以上を含む成分を化学的に結合された複合肥料のことです。
粒状や液体状のものがあり、成分が安定していて散布しやすいのが特徴です。
2.有機質肥料
有機質肥料は、自然素材を原料にした肥料のことで、動物質肥料(牛糞・鶏糞・骨粉等)と、植物質肥料(堆肥・油かす等)があります。
化成肥料に比べ、質量に対して有効成分の比率が少なく、植物に吸収されるスピードも遅いですが、微生物のエサとなる有機質や微量要素などが豊富に含まれているのが特徴です。
「元肥」「追肥」とは?「元肥」とは、苗を植え付ける前や、植え付けと同時に施す肥料のことで、作物の初期生長に利用されます。「追肥」は、生育途中に施す肥料で、トマトなどの実物野菜の実が成りはじめた頃や、ハクサイなどの葉物野菜が肥大生長する頃に追加するものです。
基本的に「元肥」には、じわじわと効き目が溶け出す固形の有機質肥料がおすすめです。
「追肥」には、葉物野菜には即効性が、実物野菜にはコンスタントな効き目が求められますので、効き目が早い液肥を利用するのもおすすめです。
初心者でも簡単にできるおすすめ野菜

1.きゅうり
キュウリの生育適温は20〜25℃。日当たりの良い、風通しの良い環境で育てます。
半日陰でも育てることは可能ですが、日当たりの良い環境の方が花がよく咲くようです。
育てる環境の違いで収穫量に差が出ます。
また、キュウリのかかりやすい病気でうどん粉病がありますが、日当たりが悪く、風通しの悪い環境で発症しやすい病気です。
病気になりにくいキュウリを育てるためにも、植え付け時からキュウリが好む環境で育てましょう。
植付時期 | 4月~6月 |
収穫時期 | 5月中旬~9月中旬 |
✔病害虫チェック
日頃からニームや木酢液などを希釈したスプレーをかけて、病害虫の予防をしましょう。
また、スプレーすることで病害虫を防ぐだけでなく、ニームや木酢液は葉に栄養も与えることができます。
スプレー後希釈液が余ったら、土にそのまま与えても肥料代わりとなります。
✔曲がりキュウリ→肥料が足りない・水が足りない
きゅうりが曲がっているかどうか等の生育の状況から、肥料や水が足りないということを見分けることができます。
しかし、そこで焦って肥料を多く与えてはいけません。一気にきゅうりに肥料を与えすぎると、今度はうどん粉病にかかりやすくなってしまいます。
きゅうりの肥料は一気に与えず控えめに施し、植え付けから2週間ごとに追肥をしましょう。
きゅうりは乾燥に弱いため、水切れにならないように注意する。土が乾燥させないようにこまめに水やりをする。夏場は気温が高いので夕方の涼しい時間にあげましょう。また、きゅうりの根は浅く広く張るため、プランターも50×30×30以上の大きめを使用するといいです。
2.ミニトマト
ミニトマトは一度にできる量が多く、ある程度放っておいても元気に育つのでおすすめです♪
トマトの生育適温は25℃前後。育成には強い光が必要ですが、30℃以上になる環境だと、着果が怠ります。
トマトを育てるには日当たりと風通しが最も重要です。太陽の量が少ないと赤くならず落ちてしまったりすることもあります。
トマトは乾燥気味に育てることで根が強く伸びるので、水の与え過ぎはNGです。甘くならなかったり根腐れの原因になります。
植付時期 | 4月~6月 |
収穫時期 | 6月~9月 |
✔病害虫チェック
モザイク病などに注意が必要。害虫はアブラムシ、アザミウマ類、ハダニなど実がつき始めたらカメムシやタバコガにも注意が必要です。
食品成分由来の薬剤である程度の防除が可能です。
✔支柱
苗を植える際に支柱が必要となってきます。長さ150~180㎝位の支柱でしっかりささえます。
植付時期 | 4月~6月 |
収穫時期 | 7月中旬~9月中旬 |
✔病害虫チェック
カメムシやアブラムシの被害にあうことが多いので注意が必要。トンネル支柱や害虫ネットも使用するといいです。
✔支柱
枝豆も支柱が必要となってきます。草丈が30㎝以上になってきたら支柱を立てるようにします。
上記でも記載しましたが、肥料のあげすぎには注意が必要です。過度にあげると実がつきにくくなってしまいます。また、枝豆は鳥からの攻撃も受けることも考慮したほうがいいです。育苗ポットで育てることも解決策の一つです。
より簡単に始めたいという方必見!!
水耕栽培では室内でもできちゃうのでよかったらチェックしてみてくださいね!!
家庭菜園の始め方プランターで野菜作りを始めよう まとめ
始め方をご紹介してきましたが、野菜それぞれによってお水や肥料のあげ方、育成適温が違うので特徴をしっかり把握して作るのがポイントとなってきますね。
どんな野菜でも土は大事ですし、特徴を気を付けていけばちゃんと成長できます。育てる楽しみや収穫後のとれたての野菜を味わえたりと嬉しいですね♪
食育にもなりますのでまずはプランターで家庭菜園で気軽に始めちゃいましょう♪